【キャッチコピー】平成史上最高のボージョレ・ヌーボーはどれだ?格付けランキング【2018年度対応版】

【キャッチコピー】平成史上最高のボージョレ・ヌーボーはどれだ?格付けランキング【2018年度対応版】




更新 この記事は2018年11月18日に更新されました。

本日、2018年11月15日にボージョレ・ヌーボーが解禁されました。

今年はポジョパなんて言う言葉も流行っているようにフランス産のワインであるボージョレ・ヌーボーの名前は秀逸なキャッチコピーなどの影響か、普段ワインを飲まない人でも聞いたことがある人が多いのではないだろうか。

さて今回の記事ではその秀逸なキャッチコピーから今年(2018年)のボージョレ・ヌーボーがどれくらい美味しいのか、また今年で30年の歴史に幕を閉じる平成史上最も美味しかったのは何年のものかを調べてみるというのが本企画の趣旨である。

 

評価方法

まず下記のようにキャッチコピーの内容から4段階の評価をしてその後+-で微調整をしたいと思う。(Sが最高)

S・・・100年に1度級

A・・・10年に1度級

B・・・数年に1度級

C・・・良質(上記に該当しないもの)

なお、評価に関してはキャッチコピーをもとにした独断と偏見によるものなので厳しいツッコミはご容赦願いたい。

ではここから5年区切りで評価していきたいと思う。

 

【1989年~1993年】

1989年 不明

⇒未評価

 

1990年 不明

⇒C(見つからなかったが1992年が過去2年よりフルーティーとのことなので暫定でCとする。)

 

1991年 不明

⇒C(見つからなかったが1992年が過去2年よりフルーティーとのことなので暫定でCとする。)

 

1992年「過去2年のものよりフルーティーで、軽い」

⇒B

 

1993年 不明

⇒C(見つからなかったが1995年との比較で暫定でCとする。)

 

1992年以外のキャッチコピーが見つからなかったため他の年のコメントを元に暫定の評価をつけた。

これ以降の年はここまでの評価を基準につけていく。

1993年まで

 

 

【1994年~1998年】

1994年

⇒C(見つからなかったが1995年との比較で暫定でCとする。)

 

1995年「ここ数年で一番出来が良い」

⇒B

 

1996年「10年に1度の逸品」

⇒A

 

1997年「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」

⇒この辺りから怪しくなってくるトップではなくトップクラスのため1996年に劣ると考えてA-。

1998年「例年のようにおいしく、フレッシュな口当たり」

⇒A-ちなみに平成の怪物と呼ばれた松坂大輔投手が甲子園優勝したのがこの年。

 

この辺りになるとどの年もキャッチコピーが見つかった10年に1度が2年連続で出てくるようにらしさがでてきたと言えるだろう。

1998年まで

 

 

【1999年~2003年】

1999年「1000年代最後の新酒ワインは近年にない出来」

⇒近年は最近の数年。近ごろ解釈によれば2~5年ぐらいをさす。

近年にないなので『10年に1度の逸品』である1996年より上のランクのSとする。

2000年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」

⇒特に〇年に1度がないがここ数年のレベルが高かったのでC+位が妥当か?

2001年「ここ10年で最もいい出来栄え」

⇒『10年に1度の逸品である1996年より良い出来の1999年』よりも上なのでS+

2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」

⇒前年を上回ったのでS++、1995年もS++に格上げこれにより1993年と1994年はBやAの可能性が出てくる

2003年「110年ぶりの当たり年」

⇒110年ぶりなので文句なしで前年のS++を上回るS+++。

 

この辺りから少年漫画ばりのインフレが起きる、なんかソーシャルゲームのガチャみたいになってきた。

2003年まで

 

 

【2004年~2008年】

2004年「香りが強く中々の出来栄え」

⇒C+ 2000年よりは上か?

2005年「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」「ここ数年で最高」

⇒110年ぶりの当たり年の2003年と同等かそれ以上S+++

2006年「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」「昨年同様良い出来栄え」

⇒2年連続100年に1度。S+++

2007年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」

⇒上質なのでC+。2004年位と仮定。

2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」

⇒上質や中々などがないからC

 

2年連続3年ぶりの100年に1度のキャッチコピー。100年に1度とはなんだろう?

 

 

【2009年~2013年】

2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」

⇒2005年に匹敵するが100年に1度級の2003年や2006年には及ばないか。S++

2010年「2009年と同等の出来」「今年は天候が良かった為、昨年並みの仕上がり。爽やかでバランスが良い」

⇒2009年と同等のためS++

 

2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」

⇒今世紀最高は2003年か2005年かはっきりしないが21世紀最高なのでS++++とする。

2012年「ボジョレー史上最悪の不作」「偉大な繊細さと複雑な香りを持ち合わせ、心地よく、よく熟すことができて健全」

⇒はじめてネガティブなワードが。ボージョレの辞書にはネガティブな言葉は無いかと思ったがそんなことはなかった。C-

2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」

⇒2011年があるため数年に1度はつかえないが。素晴らしいのコメントが着いたのでA+とする。

 

21世紀最高と最悪が連続で起こった波乱の時代である。

2013年まで

 




【2014年~2017年】

2014年「2009年の50年に一度のできを超える味わい」「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」

⇒2009年以上2005年以下なので2006年や2003年程度のS+++とする。

2015年「今世紀で最高の出来」「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」

⇒今世紀2度目4年ぶりの今世紀最高。しかし2009年はS++…、評価基準がわからないが今世紀最高を信じてS++++。

 

2016年 「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」

⇒S+位

 

2017年 「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい」「今世紀最高と称された2015年を思い起こさせる。しかも、一層溌剌としていて、優美さという点でもレベルが高い」

⇒2015年を思いおこさせるなので1段階下のS+++。やはり今世紀最高は2015年のようだ。

 

これで2017年までが出そろった。S評価が多いので微調整してS評価の+値を全体的に下げる。その他微調整をする。

2017年まで

そして今年2018年のボージョレ・ヌーボーは?

さて皆さんお楽しみの今年の評価ですが、調べた所以下のようなキャッチコピーのようです。

 

「フレッシュないちごと完熟したブルーベリーをバスケットに詰めたような魅力的な香りで、丸みを帯びたなめらかな味わい」

(キャッチコピーに関しては複数出てくる年もあるので他のキャッチコピーを発見したら追記します。)

 

まず香りや味わいを基準に考えると以下に記載した年の間くらいの評価即ちA~Bが妥当だと考えられる。

2014年(S++)「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」

2000年(C+)「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」

 

また、収穫時期やフェノール類の凝縮度において2009 年、2011 年、2015 年、2017 年と同じ傾向が見られると言う情報も発見した、これらの年は全てS評価であることから2018年はSよりのAであるA+というのが私の結論である

というわけで以下が確定版です。

確定版

 

 

実に100年に1度級が13件と3年に1度以上のペースの評価が乱立することからワインそのものだけでなくキャッチコピーにも注目が集まるボージョレ・ヌーボー。

今年のボージョレ・ヌーボーがどんな味か気になる人は是非飲んでみてください。

 

それでは来年の解禁日である2019年11月21日にまたお会いしましょう、ごきげんよう。

サントリー デュブッフ Bヌーヴォー18 中瓶
by カエレバ

 




日常生活カテゴリの最新記事