さりげなく日常生活に将棋を取り入れてみる会

さりげなく日常生活に将棋を取り入れてみる会




更新 この記事は2019年1月21日に更新されました。

 

ここ数年は例年になく将棋界が注目されている。

連勝記録を塗り替えた藤井聡太7段の活躍にはじまり、現在も通算タイトル100期目の偉業をかけて羽生善治竜王が竜王戦の真っ只中と将棋界から目が離せない。

 

ちなみに私が藤井棋士と同年代の時は授業中に近くの席の人と1手づつ消しゴムで駒を消しては書いてを繰り返して将棋の対局をしていたが、だからなんだといった話である。

 

さて本記事の概要だが、将棋ブームに便乗して日常生活の中にも将棋を取り入れて更なるファン層の拡大を狙おうというのが本企画である。

ちなみにこの先将棋のルールなど難しい話は一切出てこないので将棋が良くわからない人も安心して読んで欲しい。

 

 

1.日常会話

はじめは日常会話に将棋を織り交ぜることから始めてみた。

まずは笑い声に将棋の駒である『歩(フ)』を織り交ぜることからはじめる。

基本は『歩歩歩(フフフ)』、ちょっと上品な人は『歩歩歩(ホホホ)』といったところか。

 

それを踏まえたうえで日曜夕方の国民的アニメの主人公(主婦)の笑い方を変更すると

『ウ歩歩歩歩歩歩(ウフフフフフフ)』

 

週間少年ジャンプで連載されていた人気漫画に登場する戦闘力53万のあのお方の笑い方は

『歩歩歩歩歩……歩ーッ歩ッ歩ッ歩ッ歩(ホホホホホ……ホーッホッホッホッホ))』

になるだろう。

 

他にも『歩”歩”歩”ー歩”・歩”ー歩”歩”』ってのも考えたが段々ゲシュタルト崩壊してきたうえに趣旨がずれてきたのでこの辺りでやめておく。

 

ちなみに人気ユーチュ-バー『飛香金(ヒカキン)』やチョコレート菓子『金と角と(キットカット)』も考えたがこれはもはや将棋ではなく暴走族である。

 

 

2.世界遺産

次は世界遺産に将棋の駒を紛れ込ませてみた。


イギリスのストーンヘンジに将棋の駒を紛れ込ませてみたのだがどこが変わっているかあなたは気づいただろうか?

 

一見すると何が違うか良くわからないと思うが、良く見ていただくと真ん中の石が将棋の駒に変更されているのに気が付いてもらえるだろう。

 

ちなみに世界遺産に登録されている白鷺城こと姫路城で今年”全国将棋サミット2018″がおこなわれ、人間将棋が行われたように将棋と世界遺産は関わりが深いのである。

 

 

3.映画

続いてはアクション映画や刑事ドラマでよくあるシーンを再現してみた。

撃たれた

映画やドラマのクライマックスで犯人に追い詰められで登場人物が銃弾で胸を撃たれるシーン。

 

 

『危なかった、ポケットに将棋の駒がはいってなかったら死んでいた…。』

駒を持っていたおかげで凶弾から身を守ることができた。映画あるあるである。

 

 

4.パズルゲーム

将棋には相手の攻撃から自分の王を守るのに囲いというものがある。言い換えるとフォーメーションのようなものだろうか。

上記は囲いの中の1つで穴熊囲いというものだ。

熊が穴蔵に潜るように見えることから名づけられたこの囲いは囲いの中でも、もっとも強固な囲いだといわれている。

 

 

 

私もそれにならって強力な囲みを作ってみた。が…。

 

 

どこかからファイヤーアイスストームダイアキュートという声が聞こえてきたかと思うと…。

 


一瞬のうちに囲いがなくなってしまった。

そういうゲームではないのである…。

 

 

5.異世界転生

主人公がファンタジーの世界に転生したり召喚されたりするアニメや小説が流行っているので私も異世界に将棋を転生させてみた。

 

 

転生された結果がこれである…。

 

ちなみに異世界転生ものの多くは主人公が強くてニューゲームしている場合が多いようだがこの世界では周りの方が強いため生き残るのは難しそうである…。

(チェスは取られた駒は使えないので再転生は不可である…。)

 

 

6.アタック25

国民的なクイズ番組にも将棋を取り入れてみた。

上にも書いたような将棋の囲いを利用して挑戦者から地中海クルーズ・ペア11日間の旅(2018年10月現在)を守ってみた。

 

文字に目が行くため、通常のパネル以上に挑戦者の集中力を削ぐことができるはずだ。

 

 

7.国語の教科書

最後は小学校の国語の教科書に将棋を紛れ込ませてみた。

 

上の画像はあなたもご存知の通り小学校の教科書に載っているスイミーの一場面であるのは言わずもがなであり、1枚ではできないことも仲間と協力すれば達成できるという感動的なシーンである。

 

これは複数の駒をつかって相手の王を倒す(詰ます)という将棋の本質と同じであり、我々にとって大切なことはすべて将棋が教えてくれたといっても過言ではないだろうか。

 

 

さて、ここまで7パターンほど紹介してきたがいかがだっただろうか?

何はともあれ今後も将棋人気が続くといいですね。

 

冒頭でお話した羽生善治竜王 対 広瀬章人八段による竜王戦第2戦は10月23、24日(火、水)に行われます。

みなさん要注目です。

 

 

最後に今回棋譜を作るのにフリーソフトのKifu for Windowsをお借りしました。

将棋に関する知識が足りなかったため穴熊囲いの部分でしか使用しなかったが、自分で棋譜を並べるのに非常に便利なソフトでした。ありがとうございました。

 

(筆者の将棋の知識は”棒銀”や”振り飛車”は何とかわかるが”ゴキゲン中飛車”辺りになると何がゴキゲンなのか、他にもフキゲン中飛車やゴキゲン高飛車、ムキゲン車の免許停止などがあるのかと首をひねる程度のものだと付け加えておく…。)

 

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▲2016年に映画かもされた”聖の青春”の筆者大崎善生の書いたノンフィクション小説。

プロの棋士を目指した若者たちの物語です。

“ヒカルの碁”の院生編とか好きな人は引きこまれると思います。

将棋の世界については藤井棋士など華やかな部分だけがニュースでは紹介されますが、文章では表すのが難しいくらい厳しい世界だと感じます…。

 




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